うどん繋がりの友人に
さとなおさんというグルメペイジの大家(“おおや”じゃないよ)がいる。基本的にはネット上の友人なのだが、彼が関西に居たときには何度かお会いした事がある。その時のイメージではスリム、と言うわけではないが太ってるとは思わなかったのだが……激務&グルメで90kg近くになっていたそうである。と言っても身長が183cmらしいんで筋肉量によっては太いとも思わないのだが(いやそれはアンタ、自分が太ってるから…… by妻)。そんな彼が一念発起してダイエットをしたらしい。その成果は素晴らしく最初の2ヶ月6kg減量。そして5ヶ月で9kgの減量に成功。女性でなくても気になる話である。しかもダイエットの名前が洒落ている。その名も
「BMグラサンダイエット」。ううむ、なんだろうBMってBMWの事かな、彼ならそれぐらい買えるかな。グラサンしてBMWに乗って……痩せんなそれじゃ。ええと、BMWが何かかけただけで痩せるサングラスを開発した……それなら別にBMWじゃなくてBMって別な会社とか、別な何か英単語の組み合わせの略か?ええい、早く内容を教えんかい!(説明すると、彼はダイエット成功した〜名前はBMグラサンダイエット〜と書いてから中々その内容を発表しなかったのだな。内容を書き始めてからも何日かおきに小出しで書くしぃ(怒))。私のこの日記を読む人はイッキに読めるんですけどね。で、こっちの日記でそんなにひっぱっても何なので、答えはさとなおさんの不定期日記
「雑談な日常」を読んでもらうとして。単純に説明すると
BM(基礎代謝)をあげましょう、
グラフをつけましょう、
サンポをしましょうって話である。と読んだ瞬間に「なんだ〜グラフか〜」と思ったわけですよワタクシは!いや何、現在でこそ105kgあるワタクシですが、10うん年前に100数kg->78kgの約25kgのダイエットをしているのですな。しかもこの「グラフをつける」を使って。思わずさとなおさんに報告しちゃいました(って速攻、さとなおさんの日記のネタになってるやん(^^;)。で、良く考えるとその当時やっていた運動が「ゆっくりとスクワットをする」&「立った状態でゆっくりと(膝蹴りみたく)膝を上げ、反対側の腕の膝とゴッツンさせる」というものだった。別に誰に教えてもらったわけじゃなくて自分で考えた運動なのだが、ポイントは2つ。「ゆっくり」と「太もも」である。「ゆっくり」についてはさとなおさんの日記にも書いてある通り、速く動かしてしまっては発禁、もとい白筋がついてしまい基礎代謝をあげるために必要な赤筋がつかない為である。「太もも」については同じやるなら一番大きな筋肉を使った方が当然効率が良いであろうとう判断である。って事でBMって意味でも同じような事をしていたわけだ。でも、歩くてってのはあんまりやらなかった。まったく一緒ってわけじゃないのだな。そしてさとなおさんにも報告していないのだが、私のダイエットにはもう1ひねりがあったんです。そう、そうですねぇ、名前を付けるなら「羞恥プレイダイエット」!ってアンタ、BMグラサンダイエットに比べて格段に名前が格好悪い、と言うか恥ずかしい。とココで説明のためにさとなおさんに報告のために書いた文章を引用。
グラ、効きますね〜
昔これでかなり痩せました。
今からもう10年以上も前、きっと基礎代謝量も今より格段に多かった時期ですが、
グラがメインのダイエットで25kgほど落としました。
やっぱ目に見えるってのが大きいですよね。
グラフのメモリが1つ増えるのが辛くて、もしくは1つ減るのがうれしくて
つい食べる量を減らしたり歩く量を増やしたりしてしまうんです。
まぁ、先に書いた通りグラフをつける以外にも運動などはしてたんだけど一番大きかったのはグラフ。運動をする時も「もう1セットやったら明日の朝、体重計る時に1メモリ(100g)下がってるかな」とか、食べる時にも「ここでおかわりしたら1メモリ増えちゃうかも」とかってのが頭を過って、その結果かなり痩せれたように思う(補足: 100g単位で体重を管理するなら体重を計るタイミングを決めておく必要がある。なんせ、コップに1杯水を飲んだり、オシッコしただけで1メモリ変わっちゃうんだから。で、ボクは「朝起きて水も何も口にせずに、朝のお勤めを終えた後」ってのを「乾燥重量」と名付けてこのタイミングでデータを取っていた)。しかし、ここからが私の1ひねりである。
グラフのメモリが1つ増えるのが辛くて、もしくは1つ減るのがうれしくて
この「辛さ」「うれしさ」にドーピングをしたのである。やり方は簡単、朝体重を計った後に(パソコンで)グラフをつける、そしてその時に自分のメイルのシグネチャにその日の体重を記入(更新)するのである(会社でもメイルを使ってたので、会社に着いてマシンを立ち上げたらスグにこちらも更新)。そうメイルを使って毎日の体重を逐一、周りの人間に晒していたんです。ええと、メイルをあまり使われない方、限られた人にしか出さない人には効き目は薄いかもしれませんが、私の場合は仕事やML(メイリングリスト)もあり、かなりの数の不特定多数の人間に晒していました。これは男でもかなり恥ずかしいです(って女性だと恥ずかしすぎて実行は難しいかも)。ええ、なんせ上司にも同期のやつにも後輩にも100何kgだ、90何kgだってデブまるだしの体重がバレバレなんですから。ちょっと憧れの先輩女性に体重が増えたのがバレると思うと「辛さ」倍増。今度、遊園地でも誘おうかと思ってた後輩に「痩せましたね〜(はーと)」なんて言われると「うれしさ」倍増です(「はーと」は私の空耳かもしれませんが :-)。このドーピングのおかげであれよと痩せましたね。まあ長くは続きませんでしたが……あっ、言い訳しておくと「リバウンド」というほど激しくは太っていません。ただやはり、ある程度意識していないと私の通常の食欲と通常の運動量では太っていく方向にあるようで目標を達成してから、何年か後にはまた90kg台、そしてそのうち100kgを超えてしまいました。あぁ無意識にしていて痩せてる人がうらやましい(サナダムシでも飼ってやろうかしらん)。あと「ドーピング」にはやはり負の効果もあります。一旦、太りだすとその恥ずかしさに耐えきれずにシグネチャに書く事を辞めてしまいました。そうすると箍(たが)が外れたようにイッキに太っちゃったりとか。というわけで普通の方にはお勧めしません。が……「私、是非やってみたい!」という方(女性かな?)は毎日、体重を私宛に送ってきてください。絶対、他言はしませんので :-)。男性だとボタバラのバラさんなんかにメイルを送ると面白いかもしれませんね。「あんたなんて豚よ!」って返信があったりして。あーっ、でもMの人は逆にそれで喜んで太っちゃったりして (>_<)。まぁワタシはこれを機会にドーピングを使わない地道なグラダイエットを久しぶりにやりたいと考えています。
p.s. どんなダイエットでもそうですが、ダイエットには停滞期というものがあります。これはずっとグラフをつけていた私には手にとるように、いや目に見えてわかりました。ついこの間(体重がガンガン落ちていた時期)と同じ食生活、同じ運動をしているのに、体重がまったく(もしくは、ほとんど)落ちない。しかもその1日や2日じゃなくてこの期間がしばらく続きます。「食べる量減らしても同じなら、減らさなくても同じじゃないか?」、「運動しても落ちないんだから運動しなくても同じじゃないか?」アクマの囁きが聞こえます。つい食べる量が増えたり、運動量が減ったりします。ところが幾ら食べる量を減らしても体重が落ちないのに、食べる量を増やすとしっかり体重は増えます。運動を増やしても体重は落ちないのに、運動を減らすと体重は増えるんです。一体何なんでしょう、アレは?しかし、ここが我慢のしどころです。1週間、もしかしたら2週間、頑張って体重が落ちていた時期の食事量、運動量をキープしてください。かならず体重は落ち始めます。そこでグラダイエットの良いところが効いてきます。グラフをつける意味ってのはつけるときの「うれしさ」「辛さ」ってのもありますが、データが残るって事でもあります。1度、2度と停滞期を乗り越えればそれはグラフに残ります。次の停滞期が来たときもグラフを見ればまた落ちる事を信じる事ができます。もしグラダイエットをやる方がいましたら是非、停滞期を乗り切れるよう頑張ってください!
# 自分へのエールも込めて (^^;