永らく更新をサボっていたこのペイジであるがあの恐るべき讃岐うどんでも紹介された
ピギー食品の冷凍麺を入手する事が出来ました。
青字で書いている部分が更新(追加)部分です。
あの恐るべきさぬきうどん(第2巻)にも「冷凍うどんて、
意外とうまいんちゃうん?」と登場している冷凍うどん。
讃岐うどん信奉者の中にもその実力を認める人も多い。
しかし所詮は冷凍うどん。「冷凍うどんもいけるよね」ぐらいの扱いだ。
そこでここではその冷凍うどんに光をあて、断面をズバーっと斬ってみたい。
(いや、普通の讃岐うどんはみんなすごいページを作ってはって
よう対抗出来んので、別な企画を考えただけという話も
……ちらほら……)
因みに冷凍うどんの食べ比べとしては上記第2巻に紹介されている読者の
感想がある。「加ト吉、日冷はまあまあ、某大手スーパのは×、ピギー食品が
ダントツにおいしい」
(注)「ピギー食品」は日清に吸収され現在は「日清冷凍食品」となっている
さて、どんな結果がでるのか楽しみ楽しみ。
冷凍うどん比較データ
名称 | カトキチ 本場 さぬきうどん |
味の素KK 本打ち さぬきうどん (国産小麦100%) |
SAVINGS 熟成包丁切り さぬきうどん |
本場さぬき 包丁切りうどん |
製造者/販売者 | 加ト吉KF25 | 味の素株式会社AFSG | 株式会社ダイエーB161 | 日清冷凍食品 |
品名 | 冷凍食品 ゆでうどん |
冷凍食品 うどん(ゆで) |
冷凍食品 ゆでうどん |
冷凍食品うどん |
原材料 | 小麦粉、でん粉、食塩 | 小麦粉、でん粉、食塩 | 小麦粉、でん粉、食塩 | 小麦粉、でん粉、食塩 |
内容量 | 1,000g(200g × 5食) | 600g(200g × 3食) | 600g(200g × 3食) | 1,150g(230g × 3食) |
エネルギー | 268kcal | 245kcal | 257kcal | - |
たんぱく質 | 6.4g | 6g | 5.4g | - |
脂質 | 1.2g | 1g | 0〜2g | - |
炭水化物/糖質 | 58.0g | 53g | 56.6g | - |
ナトリウム (食塩相当量) |
333mg | 120mg (0.4mg) |
100〜500mg | - |
購入価格 | 420円 | 260円 | ? | 500円 |
単価(1食あたり) | 84.0円 | 86.7円 | ? | 100円 |
推奨ゆで時間 | 約1分 | 1分〜1分半 | 約1分 | 60〜90秒 |
まずは上のデータを見ていただきたい。
若干の違いはあるが現時点で食べ比べた3社でほとんどデータは変わらない。
ちょっと目立つのは味の素のが塩分が控え目がぐらいか。まぁカロリーも味の素がちょっとだけ低い。
高血圧で塩分を控えてる人やカロリーが気になる方は味の素をどうぞ。気休め程度だけど(^^;
今回、手に入った日清冷凍食品のものについてはパッケージに成分の表示が無いため、
不明であった。
冷凍うどんを茹でる為にはまずうどんを袋から出す必要がる。
当然の事だがここから各冷凍うどんの違いが見えてくる。
加ト吉は5食入りだがこれは大きな袋の中に冷凍麺が5つ入っているだけである。
同じく日清冷凍食品のものも大きな袋に冷凍麺が5つ入っている。
これに対し、味の素とダイエーの物は大きな袋の中に1つづつ包装された冷凍麺が3つ入っている。
また、その各冷凍麺の形も各社異なる。加ト吉のは角が尖った直方体で、結構麺の密度が高い。
味の素は角が丸くなっており、加ト吉,ダイエーに比べ平べったく大きなハンバーグのような形を
していて密度は低い。ダイエーは加ト吉ににて角が尖っているが密度はそれほど高くない。
日清冷凍食品のものは非常に細長い長方形をしている。
また調べた中で唯一230gと量が多いがこれは業務用中心の為であろうか?
推奨ゆで時間は味の素だけ1分〜1分半と若干異なるが同一条件にする為、ゆで時間はすべて1分とした。
ゆでたうどんをすぐに水にさらし、その断面を包丁で斬って見てみました。
これは後でイラストを書いて図解をしたいと思うのですが結構面白い違いが見られました。
まず加ト吉は縦横10:7〜10:8ぐらいの長方形でしっかりエッジが立っており全体に均質です。
#NetNewsで押し出し式で作ったような冷凍麺があるという話がありましたがこれには該当しないようです
次に味の素、これが特徴的です。縦横は加ト吉と同じぐらいの比率で一寸太め。
ここまではなんて事はないのですが何と長方形ではなく辺の部分が中に糸巻き型にへこんでいる。
そう、ねじれ系の麺なのである。また表面付近は白いが内部の方は薄く黄色がかっている。
最後のダイエーだけは長方形ではなくほぼ正方形をしています。加ト吉と同じく全体に均質だが
他の2つに比べて透明度が非常に高くなっています。
日清冷凍食品のものは4.5cm × 5.5cmぐらいの長方形でかつ長辺の1辺がへこんでおり凹のような
形をしている。また味の素と逆に外側がやや黄色がかっており透明感があり、中心部は不透明な白である。
さてさて本番の試食開始である。
麺を比較するには生醤油うどんが良いなどと言う人もいると思うがここでは讃岐うどんの
もっとも一般的食べかたであろう「かけ」で試食してみた。また麺のみの味、固さを見るため、
断面を見る時につかった冷水にさらした麺も同時に試食した。
# 普通ならかけは麺を茹でる->冷水でしめる->かるく温める->出汁をかけるとなるが、
#今回は一度ゆでた冷凍麺の為、1分間茹でる->出汁をかけるとしている。
このペイジに何故「ピギーを探せ」というタイトルを付けたのか?
はじめにも書いた通り、迷著「恐るべきさぬきうどん」でも「文句なしのダントツ」と
絶賛された冷凍麺があったそれを作っていた会社が「ピギー食品」であった。
ここは現在、「日清冷凍食品」という会社名になっていて冷凍うどんも作り続けていたのだが
それは業務用が中心で小売りでは香川の一部のスーパーなどで置いてある程度であった。
というわけで、ここの冷凍うどんは「恐るべき冷凍うどん」であり「幻の冷凍うどん」だった
のである。そこで語呂も良いのでタイトルに使わせてもらったのだが……
なんとその冷凍麺が直接通販で買えるようになってしまったのである。
素うどんに「讃岐うどん」なんて名前を付けたものを食わされている(香川)県外の
ちみたち!これは1食の価値ありですよ〜
p.s. 見つかっちゃったけどタイトルは変えません (^^;>ピギーを探せ