きまぐれ日記

1999.10.11 はりや3」

さて、長いことひっぱってようやくうどん打ちの開始です。

[角出し(天出し)]

本番の延ばしにはいる前に生地を四角するために、つのだし(てんだし)と呼ばれる作業をしましす。写真をみれば少しはわかると思うのですが、丸くなっている生地の四隅を延ばして四角します。こうして置くと最終的に延ばしきった生地が四角くなり半端な短い麺がすくなくて済む、麺の長さが均一になるなどのメリットがあります。

[延ばし]

角出しして四角なった生地を綿棒に巻き付け本格的に延ばしていきます。讃岐では手前から巻き付けていき、巻き付けた生地を手元に戻すときにトントンと打ち代にうちつける「すかし打ち」という方法が使われますが僕はまだ理解できていません(^^;
ちなみにこの画像は巻き付けた生地を反対側から延ばすために180度回転させて広げているところです。

[延ばし途中]

延ばしをくり返しだいぶ綺麗に延びてきました。しかしこの辺りから次第に汗が……(左脇腹に注目)

[延ばしおわり]

えっ、なんで生地が丸いかって?
いやーん、聞かんといて〜 (ーー;

[切り]

切ってる最中の画像がないのですが、右手でさわっている麺切りで麺を切りました。

みよ、このヨレヨレの姿。
緊張での冷や汗、暑い場所(飲食店の厨房は暑いです)での麺延ばしで大汗をかいてしまいました。

[切り終わった麺]

ちょっと太めですが、綺麗な麺が出来上がりました。これで私の作業は終わり。ほっと一息です。

[茹で]

業務用の大きな釜で茹でてもらいます。
いいなぁ、欲しいな……

[釜あげ]

まずは釜あげで頂きます。
ちょっと太め、麺の太さにバラつきがありますが味とコシはバッチグー(死語?)です。
「田舎風」とか銘打ったら売れるかも。

[かしわ天カレーうどん]

僕のはりやさんのお薦めメニューは、

・かしわ天ざる
・カレーうどん

なんですが、これはその2つをMIXした
特別メニュー!

カレーうどんの為、出汁の下が見えませんが、
3玉分近くうどんが入ってます(^^;

全然、予定していなかった展開で滅茶苦茶緊張してしまいましたが、
プロの作った生地を延ばすという貴重な体験が出来てとても勉強になりました。
まだたった数回した行った事のない(これからも数カ月に1度ぐらいしか行けない)、
私にこんなに良くして下さる、はりやさんには感謝感謝です m(_ _)m

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