きまぐれ日記

1999.07.12 「ホットカプセル & はりや」

6月に行った讃岐うどんツアーでは日讃製粉「緑あひる」という小麦粉を買って来たのだが、
7/3,4と行ったツアーではなんとお店から小麦粉を戴いてしまった (^^;

書けば長くなるのだが、なるべく短く書くと……
讃岐うどんMLに今度これこれの店に行くと書いた
ところ、麺通団団員Dさんから「ホットカプセル
にもお立ち寄りください」とのメイルを戴いた。
そこには私が行く予定と書いた高松の「はりや」
にも久しぶりに行ってみたいので同行しましょうとも。
讃岐うどんのバイブルである「恐るべきさぬきうどん
に登場する麺通団の方とご一緒出来るとは光栄の至り。
2つ返事でホットカプセルを訪れる事が決定したのは
出発前日だった。

当日、「谷川米穀店」->「竹清」->「松下」->「松家」と軽く(どこがや!?)腹ごしらえをした
私達はホットカプセルを目指した。
勝手しったる他人のなんとかと3階の編集部まで行き団員Dさんに会おうと中に入ると……
同じく麺通団々員のS原さんはいるが肝心のDさんがいてはらへん。
あれ、うそ、なんで?と思いながらも編集部に入った5色11台のiMacを見せてもらったり
しながらS原さんと話が弾む、とそこにDさん登場(遅イヤン!)。
その後もスターウォーズの話題で盛り上がったりした後、そろそろええ時間になったので
恒例の写真を撮りホットカプセルを後にする。

Dさんの車を先頭に一路「はりや」に向かい到着したのは忘れもしない……何時やったっけ?
中に入ってみるとなんともう終了間際で茹でてしまってるので良ければ & 1玉づつなら
行けますとの事。
あちゃ〜残念やな〜と思いつつも折角ここまで来てたべん訳がないという事で各自注文を
はじめる。ここのお薦めは「かしわざる」というかしわ天付きのざると「カレーうどん」
僕は隣のDさんに「騙されたと思ってカレーうどん」と囁かれ、騙されるつもりでカレーうどん。

目の前でかしわ天(関東の人には判らんかな?かしわ=鶏肉です)がどんどん揚がって行く。
カレーうどんの出汁は一回づつ鍋でルーと出汁を合わせて作っている(辛さ調整も出来る)。
ざるに付いてくるかしわ天はボリュームがありカレーうどんの出汁はええ匂い。

まず先に来たのは妻の頼んだ「かしわざる」。
「あ〜はよ、かしわ天〜」「自分のん来てからにしぃ」「そんなん冷めるやん」と恥ずかしい
会話をしながら妻から貰ったかしわ天は衣がサクっとして中のかしわも旨い!
麺も作り置きとは思われんぐらいしっかりしてて腰がある。
と言っても固い系の麺というよりはモチっとした噛み応えのある麺である。

次に来たのが「カレーうどん」。
4軒もまわったあとだというのにカレーの食欲をそそる匂いに胃は空腹を訴えている。
よしよし、先ずは出汁を……「おーっ、結構辛い」カレーうどんには珍しい結構スパイシー系の
出汁である。麺はというとこれまたぬくくなっていても作り置きとは思えない腰があった。
多分、前の客(まだ席にいる)ん時に茹でたんやから時間は経ってないんやろ。

ものスゴイ勢いで食べ終えたあと最後の客という事もありゆっくりと話をはじめる。
大将は僕より1つ下の31歳でなかなかの男前。東京から香川に来て修業したそうで、
Dさんはその店に取材に行った時から知っているとか。
関西から食べに来たというと作り置きだった事をメチャメチャ残念がっていた。
「また今度食べにきますから」なんて話をしている時にポロっと「僕もうどん打つんです」
というと「うちのうどん粉(ブレンド)持っていくか?」となんと店で使っている小麦粉をくれるとの事。

そんなええんですかと心にもない事をいいつつ心の中では大喜びの僕は結局一緒に行った
メンバに打って食わしたるという事で4kgもの小麦を頂きボーメ度加水率まで教わった。
小麦粉は2種類のブレンド(内緒じゃ)で、実はそれ以外にもヒミツがあるとか。

Dさんに一般店でこういう展開ははじめてとのお言葉も頂き貰った小麦粉を持って記念撮影
して、店を後にしました。
というところで普段の日記からしたらメチャクチャ長くなってしまったので今回はこれで終い。
この続きは次回の講釈で ;-)

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